こんにちは、解説ゾロです!
先日「手首が痛い時、悩みに悩んだマウスの選び方が正解だった」の記事で、数あるマウスの中から見事に勝ち抜いた「手首に優しいマウス」はケンジントンのマウスに決定しました。
製品名は、「エキスパートマウス」と「スリムブレード トラックボール(以下:スリムブレード)」の2機種です。
接続方法は、それぞれワイヤレスと有線のみのタイプがありますが、特にスリムブレードはワイヤレスでも有線でも、どちらでも接続が可能なタイプの「ワイヤレス+有線」と「有線」のみの2種類がありますので、ワイヤレスか有線かを迷われている方には最適かもしれません。
今日は、手首に優しい「エキスパートマウス」と「スリムブレード」の外観の比較から読み取った使用感を解説していきます。
【外観の比較】ケンジントンExpertMouseとSlimBlade
ケンジントンの「トラックボールマウス」は、古くから根強いファンが多くロングセラー商品としても有名です。特にエキスパートマウスはレコーディングや音楽スタジオなどスペースが限られる業界では定番とされ、名前の由来通り多くのエキスパートが好む使いやすさと信頼性が伺えるマウスです。
それでは、「エキスパートマウス」と「スリムブレード」の違いを詳しく比較していきます。
まず「エキスパートマウス」と「スリムブレード」の「製品名」と「商品番号」そして「画像」をご紹介いたします。気になる製品名や画像をクリックすると「本日の価格」や「詳しい内容」がわかり、リンクページでワイヤレスや有線、グレー色のボールタイプなども切り替えて見ることができます。
「エキスパートマウス」と「スリムブレード」をトータルで4製品表示しており、下図の№2と№4が有線のみのタイプになります。
- №1 エキスパートマウス ワイヤレストラックボール K72359JP
- №2 エキスパートマウス 有線トラックボール K64325JP
- №3 スリムブレード プロ トラックボール K72085JP
- №4 スリムブレード トラックボール(有線) K72327JP
素材
ケンジントン社は、エコ素材である再生ABSを利用した製品が多く、環境対策に取り組んでいるようです。
「エキスパートマウス」「スリムブレード」共に、写真では金属のように見える部分がありますが、金属では無くプラスチック素材です。
特にクリックをするボタンの上を、爪で軽くトントンとすると中が空洞のようなプラスチックの軽い音がしますので、正直、重厚な質感はあまりありませんが、「スリムブレード」の塗装はピカピカで写真の映り込みが気になる程、キレイです。
形状の比較
何回見ても特徴のある「エキスパートマウス」と「スリムブレード」の形状を比較します。
①は「エキスパートマウス」(各左側)で、
横130mm×縦157mm×高さ65mm(有線ケーブル長180cm)
②は「スリムブレード」(各右側)で、
横133mm×縦150mm×高さ60mm(有線ケーブル長150cm)
大きさはほぼ同じサイズですが、厚み(傾斜)の形状の違いが目立ちます。
- 「エキスパートマウス」の形状
エキスパートマウスは、どこかノスタルジック(私だけ?)を感じさせるような形です。それもそのはず、エキスパートマウスの前身は1990年代からシリーズ化されていたマウスなのです。とてもゴツく厚ぼったい感じですが、標準でリストレストが付属していますので、手首への負担も軽減できそうです。 - 「スリムブレード」の形状
スリムブレードは、2009年に登場した新型です。エキスパートマウスの新しいモデルというわけではなく、両タイプのマウスが同時進行しています。形状は新しいだけに、最先端?のUFOを連想(私だけ?)させるような今までのマウスにはない斬新なフォルムをしています。そしてとても薄く仕上がっており、リストレスト無しでも手首の負担がかかりにくいのが特徴でもあります。
見た目の好き嫌いは個人差がありますので、お好きな方を・・・と言いたいところですが、それぞれの形に秘められた使い勝手の違いがありますので都度解説していきます。
リストレスト(パームレスト)の有無
形状の比較で、高さと傾斜の違いをご覧いただきました。「エキスパートマウス」は専用のリストレスト(少し硬め)が標準で付属(下図)しているように、傾斜が大きい分手首の反りもきつくなってきますので、リストレストは必須と考えます。
対して「スリムブレード」は薄く平らな形状ですので、リストレストは不要な方が多いと思います・・・が、私は自分で調整して作ったうす~いリストレストを使っています。手首の反りの解消というよりは、手首をずっと置いておくためのクッションです。
- 「エキスパートマウス」は基本、リストレストが必要です。
①の専用のリストレストが付属されています。 - 「スリムブレード」は基本、リストレストは不要です。
「ボール」と「ボタン」位置の比較
次は、ボールが配置されている位置とボタンの位置の比較をします。ボタンの位置は使いやすさに直結する要因です。
- 「エキスパートマウス」(左)
ボール位置:ほぼマウスの中央に位置しています
ボタン位置:赤枠内であれば真ん中はもとより、端をクリックしてもカチッと確実なクリックが可能です。 - 「スリムブレード」(右)
ボール位置:マウスの中心よりやや上部に位置します
ボタン位置:赤枠内がボタン領域でとても広い範囲ですが「エキスパートマウス」のように赤枠内すべての範囲で確実にクリックできるわけではありません。
中心にあるボールから離れるにしたがってクリックが押しづらくなり✕のエリアでのクリックはできません(押せません)。ですが、通常そのような端をクリックすることも無いのが現実ですので、気にする必要はないと思います。
ボタン数
「エキスパートマウス」も「スリムブレード」もボタン数は同じ4つですが、現在、4つボタンは、
①②③④の通常のボタンに加え、
⑤⑥⑦⑧の各、上下左右ボタンの2つ同時押しの組み合わせが追加されていますので、合計で8通りのボタンの割り当てが可能です。下図は、スリムブレードの画像で解説しています。
「ボールサイズ」の比較
写真で見ると、大きさの対比が難しいのですが、特に№4の黒いボールだけがとても大きく見えてしまっています。しかし、ボールサイズは「エキスパートマウス」「スリムブレード」ともに同じ、55mmです。
- 「エキスパートマウス」 直径 55mm
- 「スリムブレード」 直径 55mm
マウスに必要なスペースの比較
トラックボールマウスの大きな特徴は、マウスを動かさなくていい!ということです。ですので、この四角いマウスが置けるスペース「+α」があれば、イイわけです。この「+α」は、手首をデスクに置くスペースです。
- 「エキスパートマウス」は、
①の「リストレスト」装着時の全体の長さは約24cmですので「+α」分は約8cmです。
- 「スリムブレード」は、
本体が薄い形状ですので、基本リストレストを必要としませんので、プラスα分は3cmもあればOKだと思います。
スクロールリングの比較
「エキスパートマウス」も「スリムブレード」も、通常のマウスでいつもカリカリしているギザギザのリングが見当たりません。ちょっと不思議に思っている方もいらっしゃるかと思いますので、最後に「エキスパートマウス」と「スリムブレード」のスクロールを比較します。
- 「エキスパートマウス」(左)のスクロールは、中央にあるボールの回りの、
①に、ギザギザのリングがありますので、そのリングを回すとスクロールができます。 - 「スリムブレード」(右)は、ボールの回りの
②に指を這わせながら同時に指の腹でボールを水平に転がすことでスクロールができます。難しそうに感じますが5分も触ればすぐに慣れます。(たぶん、笑)慣れてくれば這わせなくても、ボールを上から親指と中指あたりでボールをつまんで水平に回転することも簡単にできるようになります。(キット、笑)
まとめ
今日は、ケンジントン トラックボールマウスの「エキスパートマウス」と「スリムブレード」の外観の違いを比較しました。
外観の違いから、使用感の違いも垣間見えたかと思います。特にスクロールに関しては通常のマウスと比較すると、とても大きな違いを感じますが、すぐに慣れてしまうのも皆さんの特技?だとも感じます。
- №1 エキスパートマウス ワイヤレストラックボール K72359JP
- №2 エキスパートマウス 有線トラックボール K64325JP
- №3 スリムブレード プロ トラックボール K72085JP
- №4 スリムブレード トラックボール(有線) K72327JP
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最後までお読みいただき、大変ありがとうございました。
では、また。解説ゾロでした!